Viva! Orlando -Article- (Interview with Orlando from Lycos.de)

彼のキャリアは半年にも満たない。それにも関わらず、２５歳のオーランド・ブルームはすでに今ハリウッドで一番ホットな若手俳優なのである。

イギリスのカンタベリー出身の若者の前になだれのような成功がやってきた。『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラスという、彼が初めて得た映画の大きな役は、彼をスーパースターに押し上げた。インターネット上で２５０以上のファンサイトが開設され、雑誌が「世界中で最も美しい男性」に彼を選び、映画会社が彼のエージェントに出演依頼を持って押し寄せている頃、オーランド・ブルームはインドへの静かな旅に出かけていた。そして戻ってくるなり“驚くほどの注目にショックを受けた”のである。

彼の映画デビューはさえないものであった。彼はうれしそうに“僕は女性に注目されたいと思っていた。”と答えるだろう。子供の頃、彼は自分をスーパーマンだということにして隣の女の子に声をかけた。「理由は簡単だったのさ。」

１６歳の時、彼は故郷を離れロンドンに出てきた。TVシリーズに小さな役に出演しながら努力し、その後、以前ユアン・マクレガーも学んだ名門ギルドホール音楽演劇学校の入学試験に合格した。１９９８年、卒業の２日前に『ロード・オブ・ザ・リング』への出演が決まったとピーター・ジャクソン監督に告げられた。１４ヶ月をニュージーランドで過ごした後、ロンドンへ帰り、それからロサンゼルスに移る前、リドリー・スコット監督の『ブラックホーク・ダウン』、ミッキー・マイヤーズの『Lullaby of Clubland』、短編映画『Deed Poll』に出演した。

（訳者注：この情報はあまり信頼できません。『Deed Poll』という映画も存在しません。）

そうこうするうちに、彼はオーストラリアでカメラの前に立っている。『ネッド・ケリー』というアドベンチャー映画で、ヒース・レジャーやレイチェル・グリフィスと共演し、今年イギリスとアメリカで公開される。（訳者注：2003年公開）　そのすぐ後には初めてのコメディー作品『The Calcium Kid』が控えている。

これだけは確かである。オーランド・ブルームはすでに今世紀のビッグな若手俳優の一人であるということだ。これ以上のことは直接彼の口から語ってもらうことにしよう。

多くのインタビュー記事で、あなたの思いがけない名声が「ショックだった」という言葉とともに引き合いに出されてきましたが・・・

Orlando： 誰でもそう言うんじゃないかな。今までもそれなりだったけど、こんなすごくなかったから！ここまでの注目にはいまだに圧倒されちゃうよ。

この映画の成功は予測されていましたよね。そもそも今までで一番巨額の制作費用をかけたプロジェクトで、宣伝はノンストップで世界中に行き渡ったわけですから。

Orlando： もちろん、ある程度において成功は予測されていたよ。でもその規模は、成功が想定されていただけで確かなものじゃなかったから、誰一人として本当に確信を持っている人はいなかったと思うよ。僕にとって一番の驚きは、これほどの大きな注目がイライジャ・ウッドやヴィゴ・モーテンセンよりも、僕に向けられたということなんだ。彼らはもっと主要な役を演じていて、すでに確固たる実績を築き上げている俳優だからね。

『ロード・オブ・ザ・リング』のプレミアの後すぐにインドへ行ったそうですね。

Orlando： そうだよ。プロモーションの旅がすべて終わった後、少しばかり自分の時間が欲しかったので。クリスマスと新年をインドで過ごしたんだ。１月になってロサンジェルスに戻ったら、マネージャーがすごく興奮してたんだよ。それから僕が3週間でどれだけの仕事を逃していたかを教えてくれて。ホントにクレイジーだった！

あなたのウェブサイトを見たことはありますか？

Orlando： いいや。ほんの一部しか見てないんだ。マネージャーが一番重要な箇所だけを見せてくれたんだけどね。もう一度繰り返すけど、クレイジーだよ。

この関心の高さはあなたにとって励みですか、それともプレッシャーですか？何が怖いと思いますか？

Orlando： どっちも混ざった感じだね。要するに驚いたし、今でも驚いてる。光栄にも思うよ。ちょっと怖いなと思うこともあるよ。噂話や悪ふざけ、でっちあげの発言みたいなのがあるよね。もちろんこれが怖いんだ。正直言ってプレッシャーはあまりない。何を書かれたかなんて、僕にとって些細なことに過ぎないからね。

インターネットは時々使ったりするんですか？

Orlando：ノー。僕はいわゆるテクノフォーブ（機械音痴）だから。テレビはないし、雑誌もあまり読まない。コンピューターも携帯電話も持ってないんだ。僕は自然であることを愛する人間だから、できる限りテクノロジーに頼ったり影響を受けないで生活したいんだよ。僕は、僕自身、身近な人々、仕事、それに友達とか、人生の本質に集中しているんだ。

現代においてインターネットなしの生活なんてありえるんですか？どうやって毎日のニュースを知るんですか？

Orlando： インターネットがなくたってちゃんとやっていけるよ！時の話題はニュースキャスターが伝えてくれるし、そう、毎日の新聞があるじゃない。

そういうタイプの人は、あなたの業界にいるんですかね？テクノロジーなしで、どうやって仕事をするんですか？

Orlando： 僕にはとっても素晴らしいマネージャーがいるからね。すべてのことを管理してくれているんだ。僕は全面的にこの人を信頼していて、すべてを任せているんだ。

どれも直接自分の管理下に置く必要性がないのですね？

Orlando： 僕は僕自身の人生を管理してるよ。コンピューター上のことで僕の人生が紛らわされたり、影響されたりするなんてありえない。

あなたの私生活についてはほとんどが憶測ですが、あなたはこの件については多くを語りませんよね。何か特別な理由があるんですか？

Orlando： とても単純なことさ。僕のプライベートは僕のもの。仕事とは関係ないよね。

もしあなたの腕の中に女性がいるのを見たら、多くの女性ファンは怒るでしょうね。

Orlando： 聞いたことあるよ。最悪。

とってもゆったりとインタビューを受ていらっしゃいますが、テレビの出演でもそのように見受けられますし､とてもリラックスしてお仕事をされているんですね。

Orlando： あんまり神経質じゃないけど、でも少しはあるよ。何度も頭を抱えたり早口で喋ったりしている時は、心の中ではリラックスしてないんだ。多分、それを表に出さないんだろうね。

あなたの私生活について話してきましたが、もう１つあるんです。誰か特定の女性はいるのでしょうか？数えてみたんですがここ３年足らずで８本の映画に出演して、その上プレミアやテレビ出演やインタビューが目白押しですよね。ガールフレンドのために残された時間はあるんですかね？

Orlando： 何かは犠牲にならなくちゃいけないよね。たとえそれが辛いものであっても。僕は世界中を飛び回ってるから、大好きな犬を手放さなきゃならなかったんだ。その犬は今は前の彼女の家族のもとで暮らしてるよ。こんな決断を迫られることも結構あるんだよ。

仕事よりも重要なことに身を捧げるときは訪れるのですか？

Orlando： もちろん。もし恋に落ちれば、恋愛に没頭するよ。そうしたらそれが一番重要なことになるだろうね。僕はとっても熱心な人間だから。ただ今のところ僕の生活に女性はいないから、仕事に没頭してるんだ。。

あなたは多額の制作費をかけた映画にも出演し、小さな独立プロの映画にも出演されますね。両者の取り組みには違いがあると思いますか？

Orlando： ほとんど差はないと思うよ。違いと言えばいくらもらえるかとか、どれだけ多くの時間を費やすかに関することくらいで、実際の取り組み自体に大きな差はないんじゃないかな。

最後の質問は旅についての話題です。今あなたはオーストラリアでお仕事されていますが、その前にニュージーランドで仕事をし、インドへバカンスに行き、プロモーションで中国、日本、カナダ、アメリカを周り、ロサンジェルスとロンドンに住んでいらっしゃいますよね。今後旅行するとしたらどの辺へ行きたいですか？

Orlando： 行ったことがないところなら何処でも。