背が高くて、悔しいくらいハンサムなオーランド・ブルームは、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の中でいちばんセクシー。弓矢を持ったボウイ（Bowie）みたいな、ブロンドで青い目をした2931歳のレゴラス・グリーンリーフを演じている。 『ブラックホーク・ダウン』にも出演した25歳のブルームは、スターダムの仲間入りといったところか。「毎晩、歩けなくなるくらい飲んでたんだ。」 彼は先日ロサンゼルスに滞在していた時のことを振り返る。 ブルームのハリウッドでの契機は二日酔いのミーティングの最中にやってきた。監督のニック・カサベテス（Nick Cassavetes）がある俳優から電話を受けたときのこと。「電話の途中で彼は、間合いを見て僕に向かってこう口を動かしたんだ。“マーロン・ブランドだよ！”って。まったく、信じられるかい？驚きだったよ！」

アクションヒーローや過激なスポーツ好きにとっては、ブルームは災難だ。「イーヴェル・ニーヴェル（Evel Knievel）と競争してる気がするんだけど。」と言うこの俳優、友達の家のテラスから落ちて背骨を折ったことがある。「4日間はみんな、僕がもう二度と歩けないだろうって思ってたんだ。今でもちょっとハメをはずし過ぎると、僕の背中が言うんだよ。『おい！いいかよーく聞け。おまえがどんな体か分かってるのか。』ってね。」

オーランド・ブルームは ― ‘これは本名。名に恥じないようにするのが大変だよ。’― イギリスのカンタベリーに生まれた。詩や聖書の一節を朗読するコンテストで優勝経験あり。「僕はいつもヨーロッパの素敵な女の子たちと交流してたよ。」と言うブルームの初体験は14歳の時。《イングランドのバラ》とだったそうだ。それ以来、女の子の扱いを習得したとか。

しかしブルームは、正統派俳優としてふさわしくジェフ・バックレーやベン・ハーパーが好きだという。ティーンエージャーの女の子たちのウェブリングで、圧倒的な支持を受けていることも悪くないようだ。「たぶん、僕たちの世代ってどちらかと言うとセックス偏重なんだよね。でも、これって恋愛がすたれてしまうような気がするよ。」と彼は言う。 「イングランドでは、誰かと知り合ったら大抵したたかに酔って、おしまいには帰りのタクシーの中でイケナイことしちゃったりするから。」