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DAREDEVIL
TV Hits! Magazine August, 2002

自称アドレナリンジャンキーのオーランド・ブルームは、生きているのが本当にラッキーなくらい!TV Hitsは、ミラクルが起こることを身をもって証明してくれた彼と話したよ!

TV Hits Aug. 2002 TV Hits:やあ、オーランド。数年前に背骨を折ったことがあるってことは知ってるんだけど、何が起こったのか話してくれるかい?
Orlando: うん。あの時僕は友達のところにいたんだけど、窓から這い出て雨どいの上に乗ったんだ。ルーフテラスに乗ろうと思ってね。雨どいが外れて3階から落ちたのさ。ほんとに運良く回復したと思うよ。もう2度と歩けないって言われたんだ。4日間は絶対安静で、深刻な状態だったと思うよ。手術をして12日後には実際に歩いて退院したんだ。奇跡だったよ!

TV Hits:ドラッグかアルコールの影響だったの?
Orlando: いいや違うよ。そのほうが説明が付けやすいのかも。普通、「また何でそんなバカなことを。」って思うよね。でも違うんだ。あれ以来、だいぶ落ち着いたよ。あのころはまだ若くて、なんだってできると思ってたんだ。実際、あれは僕が経験した中で最も意味深い出来事のひとつだね。人生というものについて考えることができたし、僕はこの経験をネガティブにとらえるんじゃなくて、もっとポジティブに考えようと思うんだ。今でもときどき筋肉に痛みが走ることがあるけど、これは僕の人生への取り組み方を変えたんだからね。まあ、いいってことさ。

TV Hits:それで、今はどんなふうに人生に取り組んでるの?
Orlando: 物事を見極めるようになったよ。自分の身を危険にさらすようなことはしないようにしてる。今僕がやっていることすべて、とても幸せなことだと感じてるんだ。俳優であることをとても名誉なことだと思うよ。自分の大好きなことで仕事ができるなんて、信じられないくらいラッキーさ!

TV Hits:事故以来、注意深くなった?
Orlando: うん。あの事故で目が覚めたよ。過去には両足を骨折したり、手首や鼻や、いろんなところを骨折したけど、やっぱり背骨を折るのはワケが違うでしょ。ほんと乗り越えられるなんて思ってなかったんだ。でも乗り越えたんだけど。あの時は、自分はこれから車椅子の生活になるんだなと思ってたよ。

TV Hits:病院で寝ている時、車椅子の生活がどんなものになるか考えてた?
Orlando: あんまり考えなかった。だって、そうなりたくなかったからね。それに地獄のような痛みだったんだよ。だから意識を失ったり取り戻したりを繰り返してて、薬漬けで医療器具につながれてたんだ。最初は足さえも動かすことができなかったんだけど、スキャンの結果、脊椎が砕けて脊髄を傷つけたんだろうということだったんだ。僕はホントに運が良かったよ。
それで2年後には『ロード・オブ・ザ・リング』の中で一番フィジカルな役を演じたんだから。夢でも見てるみたいだよ。

TV Hits:撮影期間中は、何をしてリラックスしてたの?
Orlando: サーフィンさ〜!まともでいるためには、映画から離れて何かをしなくちゃいけないと思ったんだ。「オートバイを買おう!」って言ったら、みんなが、「この映画の撮影中にわざわざ死ぬ必要はない。」って言うんだ。だからある日、ビリー(ボイド)に言ったんだ。「サーフボードを買おうよ。」って。これには彼も了解してくれたのさ。
僕たちはサーフィンの経験がなかったから、ワックスのかかった真新しいサーフボードを持って、おろしたてのウェットスーツを着て海に行ったんだ。他のサーファーたちは馬鹿じゃないかって目で見てたよ。そう。水は凍るほど冷たかった!でも最終的には結構うまくなったんだよ。みんなもね。ドミニク(モナハン)、イライジャ(ウッド)、ショーン(アスティン)、それに
ヴィゴまでボードを買ったんだよ!

TV Hits:ニュージーランドでは、その他に何をしたんだい?
Orlando: 楽しませてもらったよ!バンジージャンプをやったんだ。同じところから5回続けて飛んだんだよ。スカイダイビングをやって・・・これすごく面白かったな。サーフィン、スノーボード、釣りもしたし。要するにとても楽しかったよ!

TV Hits:バンジージャンプ?それって、まだ危険なことしてるんじゃ・・・
Orlando: (笑)そうだね。危険なことは何でも大好きさ。あの事故でもう懲りたかと思うかも知れないけど、バンジージャンプとかスノーボードみたいなスポーツはやっぱりやめられないよ。

TV Hits:『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影中には怪我したの?
Orlando: うん。馬から落ちて肋骨を折ったよ。ギムリが僕の後ろに一緒に乗ってたんだ。崖を降りながら手綱を引くシーンで、彼はいつも僕に抱きついてたから、「もっと後ろへ重心かけて。後ろだって!」って言い続けてたんだ。彼が僕とその前にいる馬を押してたからね。それで5回目に馬が興奮しちゃって、何とか静止しようと思ったんだけどダメだった。僕らは投げ出されて、僕は岩の上に落ちたんだ。その上から彼が落ちてきて肋骨が折れたのさ。だけど、肋骨は何とかなる方だよ。治るから。

TV Hits:うわっ!背骨の怪我のことを考えると、激しい動きは制限したほうがいいような感じがするけど。
Orlando: 冗談じゃないさ。アップダウンのある丘を走りまわって馬に乗って・・・僕のキャラクターのレゴラスは映画の中でいちばんフィジカルな役どころだからね。怪我の影響なんてなかったよ!『ブラックホーク・ダウン』のために新兵訓練基地へ行ったけど、大丈夫だったし。実は膝をぶつけたんだっけ。でも、マトリックスみたいな映画に出られない理由が怪我っていうことがないよう願ってるよ。

TV Hits Aug. 2002

TV Hits:車の事故に遭ったことは?
Orlando: ないよ。あーでも、オートバイで事故に遭って足を骨折したことがあるよ。だから僕のバイクはバラバラさ。バイクから投げ出されて気が付いたんだ。たぶん道路の上は安全じゃないってね。僕が悪かったわけじゃないんだけど、ちょっと生き急ぎすぎるから。

TV Hits:自分のことを反逆児だと思う?
Orlando: そうだね。ワケもなく反逆児さ!(笑)わかんない。その考えは正しいね。僕は反逆児だよ。危険好きを除いては無茶なことはしてないから、アドレナリン・ジャンキーっていうのかな。

TV Hits:怖いものはあるの?
Orlando: サメはいやだね。泳いだりスキューバーダイビングは大好きだけど、『ジョーズ(Jaws)』は怖いよね。



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