ブルームの新作ボクシング映画、空港ロケ行なわれる

彼はエルフのブロンドの髪は失ってしまったかもしれない。でもこの若い役者は、ビッグスクリーンにおいていまだに不思議な迫力を持っているのである。

驚異的な興行収入をあげた『ロード・オブ・ザ・リング 〜The Fellowship of the Ring〜』でレゴラス・グリーンリーフ役を演じたオーランド・ブルームが、先週の日曜日（9月22日）ロンドンシティー空港でのロケに臨んだ。

彼は新作『カルシウム・キッド』の撮影中だ。この中で彼は、ボクシングの類まれな才能を発見し、すぐに無敵のアメリカチャンピオンになる牛乳配達員を演じる。 風の強いコンディションをものともせず、この25歳の役者は共演者や主にスターの周辺に群がる報道陣を演じる50名以上のエキストラとともに撮影を行なった。

そして、若手スターは彼だけではない。クリス・エバンズ夫人で現在活動休止中のポップシンガー、ビリー・パイパーがカメオ出演することが先週明らかになった。

『シャドウズ・オブ・ヴァンパイア』の製作にも携ったことのあるプロデューサーのリチャード・ジョンスは、
「このシーンは、ワールドチャンピオンのホーズが大きな試合を前にマネージャーとともに飛行場に降り立つところだ。」と "TheWharf"に語ってくれた。

ブルームは、テイクをとり終えてモニター画面を確認してはキャストやスタッフと一緒になって笑っていた。

ハリウッドの大ヒット作『ブラックホーク・ダウン』にも出演しているケント生まれのこの俳優は、ギルドホールを卒業する
2日前に『ロード・オブ・ザ・リング』の闇の森のエルフ王子、レゴラス役を手に入れた。彼はエルフ語のタトゥーを入れ、
〈導かれるがままに〉とエルフ語で刻まれた指輪をはめている。

出演作が続くことは確かだ。ロンドン住まいのブルームは、3部作の残り2作品にも出演する。

『カルシウム・キッド』の撮影はあと6週間ほど続き、撮影は主にロンドンの南部と北部で行なわれる。
（訳者注：撮影は10月11日で終了したもよう）

ロンドンシティーでの撮影は、時折やってくる風雨やバスに乗った旅行者がセットの
真ん中に入り込んでしまったりで、12時間にも及んだ。

ロケ主任のマシュー・ウォートマンは、「もう少し天気が良ければ、このロンドンシティー空港を使ったシーンは申し分なかったのに。ロンドン近郊のどの空港をとってみても、ここほど整った環境はないよ。我々に必要なものは何でも揃ってるんだから。」と語った。

『カルシウム・キッド』は来年公開予定。